レヴィオルストーリー3
「洗脳は天使の特殊能力。魔法とかで操るより遥かに強いわ。
脳にね、直接作用するの。本人の心はあるままに、その意思を操る」
「意思を??」
「思考とも言えるかもしれない。考えることを操られるって言ったらわかる?」
「……ん、なんとなく…」
普段は物分かりが結構いいアレンだが、今回ばかりは歯切れ悪く言う。
やっぱり冷静に見えて動揺しているんだろう、とルネの言葉で理解出来たマケドニスは心配そうに眉を下げた。
元から魔法やら能力やらに疎いギルクは、いつも通り?を飛ばしているが。
「どうやったら洗脳は消せるの?」
大人しく話を聞いていたイルが、ルネを見据えて質問する。
そちらを振り向いた少女は無表情で、肩の上のリスを撫でながら教えてくれた。
「金紅石。特殊な石。天使は洗脳されないように大抵石をブローチにして身に付けてる」
「きんこうせきぃ…?」
眉間にしわを寄せる武帝。
頭がパンクしそうだ、と呟いて彼はアレンを見上げた。
勇者は考え込んで黙っている。
「金紅石はヘレヴィアでしか採れない。…地上には売ってもいない」
「……ルネのは?」
「…悪魔に捕まったときに取られちゃったわ」
脳にね、直接作用するの。本人の心はあるままに、その意思を操る」
「意思を??」
「思考とも言えるかもしれない。考えることを操られるって言ったらわかる?」
「……ん、なんとなく…」
普段は物分かりが結構いいアレンだが、今回ばかりは歯切れ悪く言う。
やっぱり冷静に見えて動揺しているんだろう、とルネの言葉で理解出来たマケドニスは心配そうに眉を下げた。
元から魔法やら能力やらに疎いギルクは、いつも通り?を飛ばしているが。
「どうやったら洗脳は消せるの?」
大人しく話を聞いていたイルが、ルネを見据えて質問する。
そちらを振り向いた少女は無表情で、肩の上のリスを撫でながら教えてくれた。
「金紅石。特殊な石。天使は洗脳されないように大抵石をブローチにして身に付けてる」
「きんこうせきぃ…?」
眉間にしわを寄せる武帝。
頭がパンクしそうだ、と呟いて彼はアレンを見上げた。
勇者は考え込んで黙っている。
「金紅石はヘレヴィアでしか採れない。…地上には売ってもいない」
「……ルネのは?」
「…悪魔に捕まったときに取られちゃったわ」