レヴィオルストーリー3
「…過去に、行く…?」
「それだ!!」
盲点だったと額を叩くルティ。
意味をわかってはいるが乗り気でなさそうなアレン。
そんな二人に后妃は力強く微笑み、そして言葉の意味がよくわからないマケドニスとイル、ルネとユーリはきょとりと目を瞬かせた。
「アレン?どーいうこと??」
「……エルフ」
一言答えたアレンにマケドニスとイルは全てを察する。
納得した法帝は、みるみる内に顔に笑顔を広げ喜んだ。
「そうよ!それがあったじゃないっ」
「何が?エルフがどうしたって?」
未だに理解不能なユーリは、母の服の裾を引っ張って好奇心から訊ねた。
ダリアナ后妃は息子を見下ろし、優しい笑みで答えてやる。
「エルフにはな、“時渡り”という能力があるのじゃ。彼らはそれを欲されるが為に密猟されるのじゃよ」
「ふーん…。それ使ったら過去に行けるの?」
「そうじゃ。過去を見るだけの妖術とは違って体ごと」
そう教えながら頭を撫でる后妃に、ユーリは少し恥ずかしいのかもじもじした。
そしてマケドニスの方ははしゃぎ出したルティとイルを眺め、主人に歩み寄る。
「それだ!!」
盲点だったと額を叩くルティ。
意味をわかってはいるが乗り気でなさそうなアレン。
そんな二人に后妃は力強く微笑み、そして言葉の意味がよくわからないマケドニスとイル、ルネとユーリはきょとりと目を瞬かせた。
「アレン?どーいうこと??」
「……エルフ」
一言答えたアレンにマケドニスとイルは全てを察する。
納得した法帝は、みるみる内に顔に笑顔を広げ喜んだ。
「そうよ!それがあったじゃないっ」
「何が?エルフがどうしたって?」
未だに理解不能なユーリは、母の服の裾を引っ張って好奇心から訊ねた。
ダリアナ后妃は息子を見下ろし、優しい笑みで答えてやる。
「エルフにはな、“時渡り”という能力があるのじゃ。彼らはそれを欲されるが為に密猟されるのじゃよ」
「ふーん…。それ使ったら過去に行けるの?」
「そうじゃ。過去を見るだけの妖術とは違って体ごと」
そう教えながら頭を撫でる后妃に、ユーリは少し恥ずかしいのかもじもじした。
そしてマケドニスの方ははしゃぎ出したルティとイルを眺め、主人に歩み寄る。