レヴィオルストーリー3
それなら言ってくれたらよかったのに、と残念そうに言うウィスカ。
しかしアレンが行ってしまった今となってはもう遅い。
彼にも予定はあるし、手伝ってもらうことは出来なさそうだ。
「何を探してるんだ?」
城を見上げた彼は、ちらとルティを見て訊いた。
言っていいものなのか少し悩んだが、結局は親友の目力に負け海賊王はその答えを告げる。
「金紅石だよ。お前持ってるだろ?」
「ああ。…天使が何かやらかしたか」
「まぁ…そんなとこだな」
ポリポリ頬を掻いて言うルティに、ウィスカは申し訳なさそうな顔をした。
俺の代で片してやれたらよかったんだけど、と呟く未来の勇者の父親。
そんな彼にルティは苦笑した。
「そら無理な話だろ。帝王が亡くなっちまったんだしよ」
「まぁな…。あの継いだらしい新人は頼りないし」
「ざっくり言うなぁ」
ゲラゲラ笑う海賊王に、42代目勇者も微笑んでみせた。
だからビシバシいきそうなクルーズを選んだんだよ、とさりげなく腹の内を明かす彼。
ルティは「そうだったのか」と感心していたが、果たして意味がわかっているのかどうか。
しかしアレンが行ってしまった今となってはもう遅い。
彼にも予定はあるし、手伝ってもらうことは出来なさそうだ。
「何を探してるんだ?」
城を見上げた彼は、ちらとルティを見て訊いた。
言っていいものなのか少し悩んだが、結局は親友の目力に負け海賊王はその答えを告げる。
「金紅石だよ。お前持ってるだろ?」
「ああ。…天使が何かやらかしたか」
「まぁ…そんなとこだな」
ポリポリ頬を掻いて言うルティに、ウィスカは申し訳なさそうな顔をした。
俺の代で片してやれたらよかったんだけど、と呟く未来の勇者の父親。
そんな彼にルティは苦笑した。
「そら無理な話だろ。帝王が亡くなっちまったんだしよ」
「まぁな…。あの継いだらしい新人は頼りないし」
「ざっくり言うなぁ」
ゲラゲラ笑う海賊王に、42代目勇者も微笑んでみせた。
だからビシバシいきそうなクルーズを選んだんだよ、とさりげなく腹の内を明かす彼。
ルティは「そうだったのか」と感心していたが、果たして意味がわかっているのかどうか。