レヴィオルストーリー3

「しょうがないじゃないか!
アレンが俺にだけ超殺気たっぷりなの向けてきたんだから!!」


自分の兄でありながら部下であるフェニスに、コニスはプンプンしながら怒って言った。

なんだかこの二人、…妙な関係だ。



「…身に覚えがないな」


彼はアレンがそう言うとムキーッ!と奇声をあげ無駄に反抗した。


「嘘つくなよ、マジで死ぬかと思ったんだからな!」

「気のせい気のせい」

「棒読みで言うな!」



そんな感じに一年半前とたいして変わらないやり取り。


身長は伸びても精神年齢はたいして成長していないようだ。



馬鹿な言い合い(一方的)を黙って聞いていたメディンは、クスクス笑うとコニスに言った。



「落ち着くのじゃコニス。アレンのそれは一種の愛情表現じゃよ」


その言葉にコニスと何故かフェニスが醒目する。





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