天使の梯子～キミ想う・ボクの心～

「まぁー、そんなに深く、考えなくて、いいんじゃない。


それとも、修司君の事、諦めちゃうの？」



「ううん。ヤダ。」



「クスッ」


「あ、なんで笑うのぉ～」


「いやぁ～朝美らしいなぁ～って。

朝美、アンタ、そのままでいたらいいんだよ。


そのままの自分で、修司君にぶつかってみたら？」


「このままのあたしで？」


「うん。意外とうまくいくかもよ、
朝美の気合いと根性。それがあるから、あたし達、朝美と、こんなに仲良くなれたんだから…」


「気合いと根性なんて、ないよ。あたし。」


「自分で気づいてないだけだよ。」


「えぇ～そう？」


「そうだよ。自分に分からないけど、他の人に分かるって事、あるでしょう。


それに、美穂と姉妹の美咲が、朝美なら大丈夫だって、言ってんだから


何も考えなくて、修司君にぶつかってこい。


好きなら、頑張ってみたら、いいんじゃん。ね♪」




「…うん。そうだね…。そうだよね。

悩んでも、仕方ないしね。



あたし、ヤッパリ、修司君、好きだし。

おし。頑張るかぁ。」


「おっ、その意気だ！頑張れ！」


「はい。」


「クスッ」


「クスッ」


「「アハハハァ～～」」