whait rose
男の子はにこりと笑って
あたしたちの手をとった
「僕、柊って言うんだ」
柊は自分のことを話してくれた
「僕いつの間にかひとりぼっちだったんだ…」
なにも言えずに柊を見つめた
でも泣いていたのに悲しそうな顔をしない柊が少し怖かった
「じゃあ私達の家においでよ!」
雪華は笑う、本当の笑顔で
あたしも笑った、これは本物?
あたし達の家は少し歩いた所にある
三人で手を繋いで歩いた時間は楽しくて
この時間が永遠だといいなって思った
貴方はだあれ?
私は貴方
私はだあれ?
貴方はあたし