whait rose

「一人にしないで?」

少女はびっくりしていた
そのあと少女はやっぱり綺麗な笑みを見せた

「貴方が決めるの」

否定はしなかった
その意味はあたしでも分かるくらい残酷なものだった


「還りたいわ」

「場所はないよ」

「うん、あたしが作る」

「私も一緒よ」


違和感を覚えた

「嘘は嫌いよ?」

言葉が勝手に出てくる

「知ってるわ」

顔色一つ変えずに
すぐに答えは返ってきた


少女の事知ってる気がしていた

「ねえ、あたし逹って…
「まだ早いわ」

この言葉の意味は今のあたしには分からなかった

全ては0に還元される


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