無題


「あ、あの!!昨日…昨日ファミレスで女の子と
 一緒にいました…??」


すると南野涼くんは少しうつむきながら返事した。

「ぅん…いたよ…。」

よっしゃ!!

あたしは意味もなく心の中で

ガッツポーズをした。


「その一緒にいた女の子ってどこ中??山丘中?」

「他中だよ。」


「その子…あたしと似てるかな…?」

すると南野涼はあたしをジーッと見つめてきた。


途中途中であたしは目をそらしながらも

頑張ってたえた。

「ぅん…似てる…かな。」


「そうですか…じゃあそれだけなんで。
色々こたえてくれてありがと!!じゃあねッ!」


返事も聞かずにダッシュで自分の教室に戻った。

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