僕に牛が訪れる
未来
瞬間の連続

ついさっきが

どんどん過去になる

過ぎていくだけ




もうやめないか?


もうないんだろう?

なにも


今もまっすぐ歩けないし

少し先さえも見えないんだろう?

ただ、悲しいんだろう?

ただ、やるせないんだろう?

それすらも


ないんだろう?


水が流れる音だけに癒されているのだろう?

それも見たくもないのだろう?

見たくもないんだろう?

知りたくもないのだろう?

薬とアルコールと

絶望なんだろう?

正気からの逃避なんだろう?

それが束の間の未来なんだろう?

それじゃ味気ないじゃないか


そんな未来は

全然きれいじゃないじゃないか


そんなの未来でもなんでもないじゃん。

未来ってさ、もっと無責任で

もっと馬鹿みたいでいいんだって

もっとさ


へらへらしてろって


前みたいにさ


どうでもいい話を聞かせてくれよ
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