OSAKA GIRL’s
入学式もさっさと終わり、友達もできた。
同い年の内田奈柚(ウチダナユ)って子。
ばりばり関西弁!新鮮でいいよねぇ。
奈柚には子供がいるんだ。
3歳になる真柚ちゃん。
「奈柚なあ、子供おんねん。
真柚ってゆーんやけど、次の5月で3歳や」
「誰との子供だい?」
「元彼氏や。
子供できた途端逃げよった。
卑怯よなあ」
「あっ…ごめん」
「ええよ。仕方ないしな。
でももう和解しとんねん。
逃げっぱなしやけどな」
そう言って奈柚は寂しそうに笑った。
「でも、母子家庭も楽しいで?
邪魔者おらんし、女の子でよかったわ」
「あたしも、母子家庭なんだ。
母子家庭、大変だけど楽しいよね!」
なんか嬉しかった。
今まで母子家庭の友達なんかいなかったから。
立場こそ違うけど、母子家庭に違いはなかった。
「そうなんや。
なんか、同じ状況の友がおると心強いな!」
奈柚はあたしの拳を握り締めた。
あたしも…心強いよ。
同い年の内田奈柚(ウチダナユ)って子。
ばりばり関西弁!新鮮でいいよねぇ。
奈柚には子供がいるんだ。
3歳になる真柚ちゃん。
「奈柚なあ、子供おんねん。
真柚ってゆーんやけど、次の5月で3歳や」
「誰との子供だい?」
「元彼氏や。
子供できた途端逃げよった。
卑怯よなあ」
「あっ…ごめん」
「ええよ。仕方ないしな。
でももう和解しとんねん。
逃げっぱなしやけどな」
そう言って奈柚は寂しそうに笑った。
「でも、母子家庭も楽しいで?
邪魔者おらんし、女の子でよかったわ」
「あたしも、母子家庭なんだ。
母子家庭、大変だけど楽しいよね!」
なんか嬉しかった。
今まで母子家庭の友達なんかいなかったから。
立場こそ違うけど、母子家庭に違いはなかった。
「そうなんや。
なんか、同じ状況の友がおると心強いな!」
奈柚はあたしの拳を握り締めた。
あたしも…心強いよ。