私立米泥高校2年F組~comedy high school~

夢樹の日常2


 夢樹は宝田が教室に戻ったのを無事?見送ってから、自分も教室に入った。


 基本的に手ぶらで登校する。


 携帯と定期とマネークリップに挟まった紙幣と小銭しかポケットに入っていない。


「おーもじゃーおはよー」


 夢樹がもじゃに向かって手を挙げた。


 相変わらずビッグ・ボンバー・アフロをipodに合わせて揺らしている。


 夢樹の声に合わせてハムスターの銀シャリもアフロの樹海から顔をだした。


「夢樹、おれ、こないだ原宿のクレープ屋の前で黒人に声かけられちゃった。」


 もじゃは少し興奮しながら夢樹に話しかける。
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