私立米泥高校2年F組~comedy high school~
三人でキャッキャさわいでいるうちに、
急にもじゃがこめかみを押さえてうずくまる。
「うううう」
それをみて夢樹が顔をドアの方に向けた。
「レー美!!」
レー美と呼ばれた女子生徒は夢樹の友達である。
丁寧に巻かれた髪を揺らし、長いまつ毛を人差し指で悩ましげに押さえながら教室に入ってきた。
香川麗見という。
「あら、おはよう。アンタたち、相変わらずじゃないの。」
見かけはキャンキャン系なのにしゃべり方がオカマっぽいのだ。
「うわ~銀シャリがまたビビってるよー」
ぴょん吉がはるか上空を見上げるようにもじゃのアフロをみやる。