こゆび
それどころか、雅貴はいつの間にか俺から離れ蒼井と一緒にいなくなっていた。
(裏切り者)
幸助の脳裏をよぎった言葉だった。
痛む腹を押さえどうにか学校に行こうと立ち上がった時
「大丈夫」
誰かが後ろから声がしたため振り返ると翠がいた。
「何があったの?」
心配して聞いてくる翠
「いや、ちょっと蹴りをくらって」
「蹴りー」
「まあ、たいしたことねーよ」
少しでも心配させないようにと少しやせ我慢した幸助だったがダメージは大きかった。
「肩かそうか」
翠は心配しているようだったが
「大丈夫、大丈夫、しっかり歩けるって」
本当は結構きつかった
「一緒行くか」
「うん」
(裏切り者)
幸助の脳裏をよぎった言葉だった。
痛む腹を押さえどうにか学校に行こうと立ち上がった時
「大丈夫」
誰かが後ろから声がしたため振り返ると翠がいた。
「何があったの?」
心配して聞いてくる翠
「いや、ちょっと蹴りをくらって」
「蹴りー」
「まあ、たいしたことねーよ」
少しでも心配させないようにと少しやせ我慢した幸助だったがダメージは大きかった。
「肩かそうか」
翠は心配しているようだったが
「大丈夫、大丈夫、しっかり歩けるって」
本当は結構きつかった
「一緒行くか」
「うん」