こゆび
時は飛んで放課後…

「あー疲れた」

雅貴は、背伸びをして体中の骨を鳴らした。

「久しぶりに学校に行くと、やっぱり新鮮だね」
翠の意見に皆賛同した
学校が終わって、帰宅途中に会話が弾み始めた。
「そういや、今日のテストどうだった」
いきなり、今日のテストの話をしだした幸助

「以外と簡単だったよね、2人はどうだった?」
翠はそう答え2人に話をふったが2人は無言のまま下を向いた。

「あ、えーと、もしかして聞いちゃいけなかった…」

無言の2人は静かに頷く心の中は泣いている

「あ、あたし達こっちだから、ま、また明日」

生きる屍となった雅貴と蒼井は、トボトボと力なき足で帰宅した。

2人と別れた幸助と翠は昔の事を振り返っていた。
「本当、昔からお前約束守んなかったもんな」

「そんなことないよ、守った約束もあるよ」

必死に反論する翠

「どんな約束?」

聞かれると答えられなかった、人間そんなもんだよ

「と、とにかくあたしは、次こそは、約束を守る」

「本当かなぁ」

疑いの目で見る、幸助その目がまた怖い
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