こゆび
約束
病院に着いた翠、受け付けで、幸助の病室を聞いた。
「葯河幸助さんの病室は、三階の一番奥の部屋です」
翠は、お礼を言って病室に向かう、病室が近づくにつれ足が重くなる
(こわい)
そんな感情が、翠の心に溢れかえる
ついに、病室まで着いてしまっていた。
扉を軽く叩き、病室へ入る
病室には、幸助だけがいた。
(あれ、おじさんたちいないのかな)
そう思いながら、幸助に寄っていった。
「幸くん、ごめんね、あたしのせいでこんなことなって」
ぴくりとも動かない、幸助を相手に謝った。
「それで幸くん、あたしばっかりのことだけど、一つだけ約束して、3月31日にあたしたちのお気に入りの場所に午後5時集合、あたし、あんたを信じて待ってるから」
そう言い残すと、病室を走り出た、
それと入れ違いに、幸助の父親が病室にはいり、幸助の横に座る
「お前もたいへんだな…でも羨ましいな」
今は閉まっている病室の扉の方を向き
「あんな、真っ直ぐした子を護る事ができるんだからよ、絶対死ぬなよ」
「葯河幸助さんの病室は、三階の一番奥の部屋です」
翠は、お礼を言って病室に向かう、病室が近づくにつれ足が重くなる
(こわい)
そんな感情が、翠の心に溢れかえる
ついに、病室まで着いてしまっていた。
扉を軽く叩き、病室へ入る
病室には、幸助だけがいた。
(あれ、おじさんたちいないのかな)
そう思いながら、幸助に寄っていった。
「幸くん、ごめんね、あたしのせいでこんなことなって」
ぴくりとも動かない、幸助を相手に謝った。
「それで幸くん、あたしばっかりのことだけど、一つだけ約束して、3月31日にあたしたちのお気に入りの場所に午後5時集合、あたし、あんたを信じて待ってるから」
そう言い残すと、病室を走り出た、
それと入れ違いに、幸助の父親が病室にはいり、幸助の横に座る
「お前もたいへんだな…でも羨ましいな」
今は閉まっている病室の扉の方を向き
「あんな、真っ直ぐした子を護る事ができるんだからよ、絶対死ぬなよ」