こゆび
片方の男が吹っ飛んだ、続いてもう片方も

「おいおい、急いでるうえに、嫌がってる女性を無理やりどっかに連れて行こうとは、あんたらそれでも男」


「カスだねあんたら」


そういい、翠の前に立っていたのは、蒼井と雅貴だった。

「二人ともなんで」

「話は後回し、早く行きな」

「でも、二人を置いて」

「大丈夫よ、あんた、都市伝説で、二匹の鬼って知ってる」

蒼井に急に言われ

「え、あの、多くの不良や族をたった2人で倒したっていうやつ」

答えたら

「そう」

っと、蒼井は軽く微笑んだ

それと同時に雅貴が言った

「俺らが、その二匹だから」

「は、はい〜」

そりゃ驚いた、喉から手が出るほど驚いた。
< 36 / 39 >

この作品をシェア

pagetop