こゆび
「あたし、あんたのことが好き、今も昔も好きなんだ、だから…」

いきなり言われ、少し驚いていた幸助だったが

「ふふ」

「いま、笑ったな、人が告白しているのに」

必死に言っている翠は少し恥ずかしくなり怒った

「あ、わりーわりー、俺と同じこと考えていたからつい」

「え、それって」

「ああ、俺もお前の事が好きだ、これから一生、お前の事護っていくよ」

それを聞いて、また、翠は涙がこみ上げてきて、幸助に抱きつき、泣いた

今までこらえていた分、思いっきり泣いた

涙が枯れるほどに泣いた、

幸助は、励ます気持ちで歌った。
















翠の心は冬を終えて
春がやってきた。
終わることのない春が…
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