【子供に読み聞かせたくない童話】かなしいピエロ
ピエロくんがいえにかえるとちゅう、つなわたりのしょうじょにこえをかけられました。

「どうして、そんな“かお”をしてるの?」

「えっ!?」

しょうじょは、ピエロくんのかなしい“かお”をのぞきこみました。

「…だって、ぼく、なんにもできないから」

「そんなことないじゃない。あなたには、“えがお”っていうすばらしい“げい”があるじゃない」

「…えがおって、“げい”なのかな?」

「そうよ。だってわたし、こころのそこからわらったことないもん」

「え?」
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