ハートの苺キャンディー"THE運命?"
ウゥッ
痛い…痛いよ…
知らぬ間に上着の心臓部分を掴んでいたらしく、絢ちゃんはさっきよりパワーUPして"何このバカ。ちょっと頭逝っちゃったんじゃね?"と思ってることが丸わかりな顔をしてこっちを見ている。
「あ~夕陽。大丈夫~?」
そんな顔で心配している様子がちっとも見えないまま言葉だけ心配してた。
「絢ちゃんのせいだぞ!言葉のナイフを私に突き刺すから…!!」
そんな絢ちゃんに私は少し、いや結構イラッときて聞きたくはないだろうが理由を話した。
「私のせい?言葉のナイフ?
意味分かんない
ちょっと本気で大丈夫?」
本気で大丈夫?
大丈夫だよ!!
「大丈夫。なんで絢ちゃんはそんな酷いこと言うの?」
マジで酷すぎ。
どんだけ私をバカにしてんの?
だけど、性悪絢ちゃんを嫌いになれない私は本当にバカ。