魔女の瞳Ⅴ
「…………」

アイスティーを飲みながら、タラリと汗を流す。

…修内太の癖に、鋭いツッコミするわね…。

「なぁ、何でだ?メグ」

追求してくる修内太に。

「何ようるさいわねっ!!」

私は赤い顔をしてまくし立てた!

「そんなのどうだっていいでしょ!気まぐれよ、気まぐれ!たまたま留まりたい気分だから魔術使ってまで留まったの!何よ悪い?それとも貴方!」

呪眼を発動させてまで、修内太をギロリと睨む。

「私が御影市に留まったら、なんか文句でもある訳…?」

「な、ないよ…ない…文句なんてないって…」

流石に身を強張らせて、修内太はそれ以上追求しようとはしなかった。

「何だよ…何でそんな血相変えて怒るんだよ…」

なんてブツブツ言ってたけど、そこは敢えてスルーの方向で。

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