右隣の恋
~序章~
幸せの味は、いつだってどこかもの悲しい。私はそうして幸せを味わってきたし、これからもそうなのだろう。
純粋な幸せに喜びを混ぜて飲み込むには私はあまりにも多くの事を知りすぎたのかもしれないし、そうして失ってきたものがあるという事だ。
それが大人になるという事であり、罪を償うという事なのかもしれない。
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