エリートの旋律
あ・・・コレは酒のせいだ!
うん、そうそう・・・・
そうじゃなきゃ、おかしいよ・・・・
なのに・・・・・
「貴女に付き合い切れるのは、誰か・・・
もうすぐ、気づいてくれそうだし――?」
そんな私に、ニヤッと口角を上げて微笑んだ。
まるで、全てを見透かしているよう――
「・・・っ――」
何で、ドキドキするんだろう・・・
年下のクセに、ヘンに落ち着きを払っていて。
いつも私は、言い包められるけど。
でも・・・・・
コイツが、まさか・・・ね―――?
【終】