勝手にハニーキス
罰ゲーム



「よっしゃ!上がり」



「あ……俺も」



「……マジかよ?」



授業も終わり、夕日に染まる静まり返った1-B教室内で、響く数人の男子の声。



辺りには、トランプが散乱している所を見ると、どうやらゲーム中だったらしい。



「さっきは俺が負けたんだからな、次は拓斗の番!」



自分が一度負けた事がよほど悔しかったのか、拓斗の親友である歩は嬉しそうに唇を歪ませた。



「んな事言われたって……何もねーよ」



「いやいや拓斗君。それは許されないでしょ」



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