勝手にハニーキス



移動教室へ向かう階段。



お昼休みの廊下。



下校時の下駄箱。



どこを歩いても絡みつくような視線と……



「これ良かったら!!」



爽やかに手紙を渡して立ち去るセンパイや



「友達になって下さい」



そう手を伸ばす話した事も無い同級生。



その度に困った顔で俯き、そっとはにかんで誤魔化す静奈を遠くから見つめる影が二つ。



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