勝手にハニーキス



「分かったよ……何でもいいんだな」



「小学生じゃないんだから、好きな食べ物とかは止めてくれよ?」



下品な笑い声を上げて、お腹を抱えて手を叩く連中を見下ろしながら



「じゃあ……」



口を開くとキラキラした瞳が拓斗を包む。



確かに、可愛くて大人しいクラスメイトの秘密が暴かれる瞬間なのだから仕方の無い事かもしれないけれど。



「アイツさ、キスすると蜂蜜の香りがするよ」



小さな唇からふわっと漂う蜂蜜の香り。それを嗅ぎたくて、何度もキスを迫った記憶が蘇る。



それを聞いた目の前の男子達はと言うと……



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