涙恋~RUIRENの魔法~
私は走りだした。

「今日はせっかくだから海の方まで
行ってみようか?
いい天気だから海きっとキレイだよ。」

「まかせるわ。」


風を感じた。
直樹がそばにいても
考えていることは昨日の答えのために
私がする過程・・・・・・・


それには直樹が必要だった。
直樹という存在を利用して
先生を振り向かせる。


案の定、空は真っ赤で
視界に広がった海を染めていた・・・・・・・・


私の計画は始まった。
それには、自分自身に多少のリスクも
伴う予定だった。


こんな海を見ながら
先生と過ごせたら


となりの直樹を先生にかえた


   幸せ


先生とならこの真っ赤な海で
死ねる・・・・・・・・・・・・・



一方的な想いだけで
想像してるうちが幸せなことに
私はまだ気づかない・・・・・・
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