涙恋~RUIRENの魔法~
絶対先生の夢をみて
先生に抱いてもらうんだ。


一番星が輝いた。


私は痛みの残る下半身をおこした。


「帰ろう・・・・・」



そのとき、薄暗くなった公園に
かけて来る足音が聞こえた。


私は恐怖感に襲われる。
さっきの悪夢が頭をよぎり
身を硬くした。


足音は近づいてきて
私は耳をふさぎ
目をきつく閉じた。


足音は急に静かに近づいてくる

    やめて・・・・・
    こないで・・・・・・・

言葉にできない。
どうして大声がでないんだろう



足音がとまった。
荒い息遣いが聞こえる。



「亜恋・・・・・」
私の名を呼ぶ声に
恐る恐る目を開けた。


そこにたっていたのは
優先生だった。

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