涙恋~RUIRENの魔法~
わかっていた
優と別れて
泣き暮らしていた

何も考えられずただ部屋にこもり
加恋が持ってきてくれる
食事も喉を通らなかった。


別れの日
二人は寄り添いながら
同じ風景を見つめていた。


優の気持ちはわかっていた。

一緒に死ぬか
別れるか

私たちに一緒に歩く未来はない

現実逃避すれば
すぐに二人になれる

あれだけ
簡単に死を口にしていたのに
いざその選択を考えると
足がすくむ・・・・・


  死ぬなんて
  絶対無理なのよ


私がそう思うのを
優は待っていたように思う。
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