涙恋~RUIRENの魔法~
月夜
学校に着いたときはもう星が
輝いていた。
私は額の汗をぬぐった。

グランドに向かってみると
キレイに整地されて
もう練習は終わった様子だった。


「やっぱり会えなかった・・・・・」

その時ガヤガヤと声が聞こえた。
サッカー部のワンボックスから
降りてくる部員たち
監督が
「9時まで自由時間だけど
いいか?勉強時間だからな。
気を抜くな、おまえらがボール追いかけてる間
他の子は、勉強してるぞ。
後で泣かない為に
しっかりと準備は自分の
責任の元にな。
課題テストの結果だめなら
レギュラーでも外すからな!!」
大声で言った。


車で風呂に行っていたようだった。

薄暗い中
私は、優を必死にさがした。
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