涙恋~RUIRENの魔法~
亜恋はどうだ?」




「うん、まあなんとかやってるよ。」




「友達できたのか?」




「うん。ごめんね、心配かけて。」


   

私はいつも
家族に心配かけてばかり・・・・・
いつまでこんなんなんだろう。




「ただいまーーー!!」




とっても元気な加恋の声がした。





「お腹すいたよ~~」
リビングに飛び込んできた。




「パパ~!!来てたの?」


「お~ほんとに真っ黒だな~」


ひさしぶりに家族の食卓





父の赴任先では当たり前だった4人の食卓



私も加恋も学校の話を競い合って
父と母にしていた頃が懐かしい






私はいつのころからだろう
食卓での口数が減ってきた。








食卓での会話が段々苦痛になってきた。
父と楽しく話しをするのは
本当に久しぶりだった。

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