涙恋~RUIRENの魔法~
「不幸?
私は幸せだよ。
ユウくんに愛されて
愛して…
燃え尽きた……… 。 もう……
ユウくんを
返さなくちゃダメだね。
奥さん許してくれる?
冷たくされない?」

「きっとね。 そんなことしないよ。」

「心広いんだね〜」

「うん。」


「約束して。
次に出会う時は
きっと私だけを愛してほしい…
ユウを苦しめたくないから
身を引く女にだけは
しないで。
自分だけのユウでいてくれる?」


私はユウの頬にキスをした。


「生まれ変わったら
きっとさがしあてるよ…
そして亜恋だけを愛する
人生にするから…」


涙が流れる…

星が輝きを増した。

「亜恋を泣かせて
ばっかりだった…
涙恋だったね……
次は 楽しい恋の
魔法を使えるヤツに
出会ってほしい……」

私はしゃくりあげながら
二人を結んだマフラーを解いた。
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