涙恋~RUIRENの魔法~
「ママ~お小言は後で~
亜恋ちゃんに
もう少しつきあってもらいたいの。
うん・・・・は~い・・・・」

母は、加恋には
優しい。

加恋が出来なくてもおこらないのに
私ができないとすごく
おこるのがおもしろくなかった。



「愛斗~亜恋ちゃんも一緒だけど
かまわないよね。」

コンビニから出てきた
愛斗がこっちを向いた。


私たちは一瞬見つめあっていたが
愛斗が慌てて


「あ・・・うん・・・・
って、二人で帰ればいいじゃん?」
と、言ったら


加恋は愛斗の腕にしがみついた。


周りから冷やかしの声がかかった。



「やだ!一緒に帰ってくれるって
約束したじゃない!!
亜恋ちゃんは、人助けだから~
とりあえず一緒に帰ればいいの。」

甘えた口調で
愛斗に訴えた。



「だから、どこかで待ち合わせしようよ。」
慌てて私は言ったけど

「3人でかえろー」


両腕を私と愛斗の腕に絡ませた。


加恋はいったい
何を考えているんだろう・・・・
不思議だった。
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