涙恋~RUIRENの魔法~
   ありがとう・・・・・・・・


「そんなことママが知ったら・・・・・
大変だね~」

加恋が言った。


  今更・・・・?


「私は亜恋ちゃんの味方だよ~」

加恋が笑った・・・・・


「こうやって、助けてもあげられるし
ママは私の言う事は
だいたい信じるでしょ?」


  何が言いたいの?


愛斗も怪訝な顔で加恋を見た。


「私を敵にまわさないほうがいいよ。」
すごい笑顔が
怖かった・・・・・・


「おまえ、何言いたいの?」
愛斗も変な顔をしていた。


「うふふ・・・そういうこと~」
加恋はにっこり笑った。


私は加恋の考えてることが
何だかわかるような気がした。


言う事聞きなさい

って言う事・・・・・・・・


加恋の後ろ姿は楽しそうだった。
愛斗に甘えるようによしかかる。

「やめろよ~」

「い~じゃん、い~じゃん愛斗~」

迷惑そうな声にも
負けない加恋が
すごいな~と思った・・・・・・


その強さが欲しいと思った。


そしたら
心無い一言に傷つくことも
泣きたい時に
泣かない様に
頑張れるのに・・・・・・・・・・・・・・・・


  魔性の女は強くないよ・・・・・・


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