涙恋~RUIRENの魔法~
「あのね、ナナンは素直になれないんだって。
好きな人に笑いかけれないって。
私は、素直すぎて破滅するよって
言ったら、うらやましいって言ってた。」
「ほんとだ、亜恋の素直さ
少し分けてあげればいいな~」
「好きな人には素直になるよ。
私は、優の前では
子猫みたいでしょ?」
優が爆笑した。
「あ!・・・いてて・・て・・・・」
傷口を抑えた。
「ごめんね~私ったら
手術の心配してたんだよ。
ついついナナンに会ったら忘れちゃった。」
「いいよ、いいよ。」
そう言って
私の頬に自分の頬をつけた。
「・・・・外の匂い・・・・
風の匂い・・・・・
・・・・・・早く退院して、バイク乗りたいな~」
「そうだね。」
優のこけた頬は痛かった。
体もいつのまにか骨を感じる・・・・・
あんなにたくましくて
硬い体だったのに・・・・・・
私は細くなった優の腰をしっかりと抱いた。
愛斗には守られている気がしたけど
今の優はすべてが脆くて壊れそうな
ガラス細工のようだった。
「・・・・亜恋・・・ごめん・・・・
俺さ・・・・やっぱ・・・ダメみたいだ・・・・
もう亜恋といる時間に
カウントダウン始まってる・・・・・
・・・・・進行ガン・・・・
腹をあけても
何もできずに閉めたって・・・・
ごめんな・・・・」
私の腕の中のガラス細工に
ヒビが入った。
「うそ・・・・・
そんなことない・・・・・
病気は治ったの・・・・・手術したんだもん・・・・
悪いとこみんな・・・・とってくれた・・・よ・・・・」
好きな人に笑いかけれないって。
私は、素直すぎて破滅するよって
言ったら、うらやましいって言ってた。」
「ほんとだ、亜恋の素直さ
少し分けてあげればいいな~」
「好きな人には素直になるよ。
私は、優の前では
子猫みたいでしょ?」
優が爆笑した。
「あ!・・・いてて・・て・・・・」
傷口を抑えた。
「ごめんね~私ったら
手術の心配してたんだよ。
ついついナナンに会ったら忘れちゃった。」
「いいよ、いいよ。」
そう言って
私の頬に自分の頬をつけた。
「・・・・外の匂い・・・・
風の匂い・・・・・
・・・・・・早く退院して、バイク乗りたいな~」
「そうだね。」
優のこけた頬は痛かった。
体もいつのまにか骨を感じる・・・・・
あんなにたくましくて
硬い体だったのに・・・・・・
私は細くなった優の腰をしっかりと抱いた。
愛斗には守られている気がしたけど
今の優はすべてが脆くて壊れそうな
ガラス細工のようだった。
「・・・・亜恋・・・ごめん・・・・
俺さ・・・・やっぱ・・・ダメみたいだ・・・・
もう亜恋といる時間に
カウントダウン始まってる・・・・・
・・・・・進行ガン・・・・
腹をあけても
何もできずに閉めたって・・・・
ごめんな・・・・」
私の腕の中のガラス細工に
ヒビが入った。
「うそ・・・・・
そんなことない・・・・・
病気は治ったの・・・・・手術したんだもん・・・・
悪いとこみんな・・・・とってくれた・・・よ・・・・」