涙恋~RUIRENの魔法~
一緒にいたい
優の退院が決まった。
週末には病院を出ることにきまった。

あれから優は
何事もなかったように
前向きに変わった。


「やっと解放される~
そとに出たら
どこにいくかな~。」


「私も連れて行ってくれる?」


「近いとこなら・・・・
でも俺少し旅してきたいんだ。
昔仲間といった土地を
目に焼き付けたいんだ。
だから、ちょっと待っててほしいな~」


「いいじゃん。
つれていってくれても。」

私は口をとがらした。


「学校も家も・・・・
もう心配させないほうがいい。」


「いいもん。
私はユウと一緒にいたい。
親なんていらない・・・・
学校だって行かなくてもいい・・・」


「バカだな。
お前の人生に大事なものだぞ。」


「私はユウがいればいいの。」



「亜恋・・・・・
もうすぐ俺はいなくなるんだから
おまえは自分のことを考えろ。」


「いなくならないわ。
だってこんなに元気なんだよ。」


私は優の頬に口づけした。
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