涙恋~RUIRENの魔法~
「嶋村さん・・・ペース早いね、大丈夫?」

愛斗が私の後にぴったりとついていた。


「うん、全然~」
  平静を装って答えた。


「まじ?すげーな。
やべー負けてられないわ~」



初めて話した興奮で
私は、ドキドキ胸が高鳴った。

恥ずかしくなって
ペースを少しあげた。


「ちょっと、なんで逃げるのよ~
一緒に走ろうぜ~」

ひょうひょうとして
愛斗もついてきた。







  





初めて会話できた恥ずかしさで一杯だった。

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