涙恋～RUIRENの魔法～

幸せの時

私たちの生活は
幸せを感じることのない時はなかった。


朝、愛する人の腕の中で
目覚め・・・・・
朝のキスをして
一日が始まる。


覚えたての朝ごはんを作ってると
優が起きてくる。


「おはよう。」
そう言うと私を後ろから抱きしめた。


「おはよう。」


そして軽いキスをする。
最初のうちは
幸せの感情がつよすぎて
熱の入ったキスするから・・・・・・
時間が大幅にずれ込むことが多くて


軽めのキス


ふたりで心がけた。


弁当を二つつくる。

なんでも母まかせだったから
最初のうちは
学校で開くのも、恥ずかしかったけど
最近は色もきれいに飾れるようになった。



一緒にいることで発見すること


優は朝刊を隅から隅まで読む

朝はいっぱいのミネラルウォーター

テレビはつけず
ラジオを聴いている・・・・・・



夕方から出かける優が
家事を引き受けてくれる



私は制服に着替えて
高校生に戻る。


「かわいい？」


「うん、すごくかわいいよ。」


新聞から目を離して優が笑う。


「勉強しっかりしてこいな。
ご両親の優しさに答えるように
成績を落とさないように。」

そういう優は
学校の先生になる。


駅までは自転車で


そして電車に乗って
いつもの窓から美しい海を眼下に収めて


　　どうかすべての季節の海を
　　こうして見られますように・・・・・



学校ではいつもの生活が待っている。
休み時間には料理の本を読む