涙恋~RUIRENの魔法~
我慢
優が入院した。


私は次の日から
家から学校に通うことになった。



いつもおきる時間に目が
さめて


  まだまだ 寝てていいんだ


そう考えるとつらかった。



昨日の今頃は・・・・・
考えると体が熱くなった。



今朝は、冷え込んだ。
いつもは優とくっついて温め合う朝が
今日からはひとり・・・・


今まで優と過ごせた毎日が
どんなに幸せだったか
涙があふれた。



学校もいつもギリギリセーフだったが
今日は余裕で着いた。

朝あまり感じられなかった
学校の風景が
私を現実に戻す。


  普通の高校生



教室に入ると
ジャージの愛斗がいた。

「おはよう・・・・・」
心臓がキュンとした。


「おはよ~今日早いね。」


「うん・・・・」



「コーチ・・・・どう?」


「昨日、入院したの。」



沈黙になった。



「見舞行っていいかな。」


「きっと喜ぶよ。」


会話がギクシャクしていた。



私は放課後、学校を飛び出した。
結局、昨日あれから
会えてなかったから


早く会いたかった。




病棟の詰所にいつもの
看護師さんたちが仕事を
していた。
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