涙恋~RUIRENの魔法~
キッス
席変えをした私は、サイコーについていた。
最初は、男子が好きな所に座り
男子を一度出して
次は女子を座らす。

女子が落ち着いたところに
男子が自分の席につく
という面白いやりかただった。


教室に入ってくる男子は盛り上がっていた。


「亜恋の隣!よろしく~」

そういって窓側の一番後ろに
座ったのは愛斗だった。


  まじ~!?嬉しすぎる~

心の声が聞こえてしまいそうで
必死に平静を保つ


「あ、よろしくね。」
   嬉しすぎる~夢みたい
   加恋が怒りそう


私はそれからずっとドキドキして
集中できなかった。

数学の公式を間違えたり
しょっちゅうペンを落とした。
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