涙恋~RUIRENの魔法~
思わぬ告白
「好きなんだ。」

思ってもいない告白だった。

「え?」

「入学してからずっと想ってた。
コーチのことで伝えられずに
いたんだ。もうそろそろチャレンジしても
いいかなって・・・・・」

私はパニくった。


私の目の前にいるのは
愛斗ではなく


圭だったから・・・・・・・・。



「返事はいいんだ。
ただ、そういう風にこれから見てほしい。」



「あ・・・突然で・・・・
私なんて言ったらいいか・・・・・」



「だよな。
亜恋の中の俺ってそんな存在だから。」


「そういう意味じゃなくて
でも、ありがとう・・・・・」




「俺が好きなのを知ってくれればいい。
そして特別な目で見て
そのあとを考えてくれたらいいから。」



「う・・・・ん・・・・」
言葉を探していた。


「んじゃ、修学旅行楽しもうな~」
言葉を返せぬまま
圭は、走っていった。




圭を見送りながら
突然の出来事に呆然としていた。



圭は、友人の一人でしかなかったから。
これからどう付き合えばいいんだろう。
動揺する心が乱れてしまった。
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