涙恋~RUIRENの魔法~
そらす目線
学校に来るのが気まずかった。
ひさしぶりの教室。

意を決して
足を踏み入れる。


「亜恋~おはよう。
大丈夫~?」

友達が数人集まってきた。


「ごめんね~体がだるくて
ちょっと休んじゃったよ~」


人の間を抜けて
席に座った。


「なんかやせた?」


「そう?でも少しやせたかったから
ラッキーかな~」


「修学旅行の写真、話題だったのよ~」
前の席の子が振り向いた。

「何が?」

「亜恋のスタイルが素晴らしいって~」

「やだ~あんなダサイ水着で
なにがわかるんだろうね~」

私は驚いてそう言った。


「見る人がみればわかるって
男子が騒いでいたよ~」


「やだな~キモイわ~」
なんだかいやな感じ・・・・・



「やっぱ男を知ってるって体ってこと?」
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