涙恋~RUIRENの魔法~
なつかしい姿
どうしても真実を確かめたかった。
今さら聞いて何になるのか・・・・

木々の隙間からグランドを見つめた。

いつものように
サッカー部の練習が始まって
顧問と優がグランドに入ってくると
みんなが一斉に集まり

「よろしくおねがいします!!」
と、いった。


優のジャージー姿が大好きだった。
そこには少し感じは変わったけど
私の愛した優が立っていた。


「ひきとめたんだが、どーしても
俺らを見捨てると
きかないんだよなー優~」

みんなが笑った。

「中村 優 という男は
サッカーに関してはたくさんの称賛をもらってきた。
サッカーで生きるか、
サッカーを指導した俺には
サッカーで生きてく中村 優 を見てみたかったが
違う道を選んだ。
人生の岐路でいろんなことがあったんだと
俺は思う。
それがよかったのか
間違ってたのかは、優が一番感じることだな。
前向きに生きていこう。
サッカーだけの人生ではない。
優のようにいろんな選択肢を残せるように
サッカーだけじゃない
勉学にも励んでほしい。
短い間に、いろんなこと吸収できただろ?
サッカーだけじゃなくて
男の哀愁とか・・・・・」


みんなが大爆笑だった。


「お世話になりました。
若いころ、サッカーしかなかったけど
みんなとボールを追いながら
かいた汗が、いろんなこと洗いながしてくれました。
後悔は、すぐにはこないから
それが間違いじゃなくなるように
毎日を真剣に生きてください。
選手権の予選勝ち抜いて
夢が現実になりますように」
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