涙恋~RUIRENの魔法~
いい考えだったんだけど


愛斗を思えば
そんなことできない
私は残酷なこと圭にたのんでしまった。


自分のことばっかりで
人の気持ち考えてない自分が
嫌いだだったけれど



優に会いたいと気持ちは焦った。
なぜだか、今会わなければ
いけないような
胸騒ぎが私を襲った。



夏休み直前に
愛斗たちの予選がスタートした。


一回戦目は優勝候補という
あたりの悪さで
意気消沈していたが
愛斗のカラーがみんなを盛り上げたようだ。


私には必要以外話しかけない加恋が
母親をつかまえて
私の姿が見えないことを確認して
部活の話をする。


私は、耳をダンボにして
その情報を仕入れる。


まるでスパイだ・・・・


  予選に行ってみよう・・・・・
  強豪なら、心配して優が来るかもしれない・・・・・


愛斗に申し訳なかった。
神聖な試合を
踏みにじるようで・・・・・・

   許して・・・・・・愛斗・・・・・



当日私は着替えを持って
途中で着替え
サングラスと帽子をかぶった。


   大丈夫・・・・・・
   変装はオッケーだわ・・・・


優を探そう


   どうか来ていますように・・・・・
   どうか会えますように・・・・
< 85 / 441 >

この作品をシェア

pagetop