涙恋~RUIRENの魔法~
私は、胸がドキドキした。

優先生は、小学校4年生から中学校1年生まで
家庭教師だった人だ。
そして私の初恋の人・・・・


先生が辞める時すごくすごく
悲しかった。
幼すぎて
なんて言ったらいいのかわからなかった。


「亜恋ちゃん、元気で。
きみなら、どこでも頑張れるから。
サッカーとか応援しに来てくれて
ありがとう。」

その言葉と
大好きな笑顔だけ残して
簡単すぎる別れで
先生はいなくなった。


悲しかったけど
幼さが、すぐ立ちなおらせてくれた。

後ろから優先生の背中を見つめた。
たくましい背中
大きく感じた背も

怖くなくなったのは
私の背が165センチになったからだろうか。

  先生はおぼえてくれているかな

  高校はここにする


私は決めた。

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