わがままペット?〜あたしの飼い方。
――――――――――
ジリリリリッ――
すごい目覚ましの音。
「うぅ〜〜ん…。」
あたしは寝ぼけながらもそのうるさい目覚まし時計を止めた。
…………
ハッ!
反射的に衣服の乱れ確認!
異常なし!
「なんだ。」
あたしは思わず呟いた。
なんだ、って…
期待してたの?あたし。
「なんだ……て何が?」
その声にあたしの心臓はビクンと脈打った。
「セイチャ……な、なんでもっ!おはよう!イイ朝だね♪」
「ああ、イイ朝や。イイ抱き枕のおかげで久しぶりにグッスリ寝れたわ。」
抱き枕?
「ちょっと!人をモノみたいに言わないでよっ。もう…。」
フッ――
何今の?
セイチャンは、少しバカにした様な笑い方をした。
ここで、膨れるとまた子供扱いされると思って、あたしは見なかった事にしてベットを降りた。
……そういえば、セイチャンて、あたしをからかったり、意地悪言うような人だっけ?
そこであたしは違和感を感じて、少し黙ってしまった。
グ〜キュルルル…―