わがままペット?〜あたしの飼い方。
あたしは軽く緊張した。
せっかく意識しないでいれたのに…。
「ん〜。俺んち一つしかねぇし。てかお前、お布団て、『お』付けんなやぁ。」
「うるさいなぁ!いいの…!………ひとつかぁ。」
あたしはやっぱり戸惑った。すると、セイチャンはベットに寝転がりながら私の腕を取った。
「何?嫌なん?」
「え…いやとかじゃなくて……。だって…。」
モゴモゴするあたしにセイチャンはクスクス笑いながら言った。
「大丈夫や。俺、子供に興味ないし。」
子供……。
「俺も明日早いねんて。ほら、おいで?」
セイチャンは、ポンポンッとお布団を叩いた。
子供ってフレーズは気になるけど…あたしも明日学校だし、仕方なくセイチャンの待つベットに潜り込んだ。
ものすごく…緊張するんですけど。