僕と平安貴族の五日間
僕らは夜風に当たりながら、家路についた。
その途中で殿が話してくれた。
マドンナは・・・・プロフェッショナルなスキルをお持ちだったらしい。
詳しく書くとコンプライアンスにひっかかり、
筆舌に尽くしがたいので割愛させていただく。
「殿、大変だったね。」
僕は同情の目で殿にいうと、
「あれが琴ならなぁ・・・」
と、ブツブツ言っていたのを聞いて、
ああ、やっぱりこいつはこういう奴なんだ、と思い直した。
でも、殿はすごいなと思った。
僕だったら、マドンナがあんなテクニックを駆使してきたら
降参してしまうところだっただろう。
そんなことを思いながら、夜は更けていった。