僕と平安貴族の五日間
殿と出会って4日目
昨日はいろいろありすぎた。
僕も殿もつっかり疲れ果てて10時すぎまで眠りこけてしまった。
午後からマキと共通の授業があるので、
(ユニクロで買ってきた服を着せて)
一緒に大学へ行き、カフェテリアでブランチを食べていた。
「と・・マキさぁ」
危ない、殿と言いそうだった。
「なんだ?タケル。」
「あのさ、もう一回レイカたちに会いに行かないかな。
なんか、ちゃんと話し合った方がいいと思うんだ。」
僕は水の入ったコップをトレイにおいて言った。
「そうだな。昨日のようにならないといいな。」
と、神妙な顔をしていると、
カフェテリアが入口の方からザワついてきた。