嫌いになるまで傍にいて


別に


湯川に対して恋愛感情があるとか…そーゆーんじゃない。



じゃあ…なんで?



でも


湯川といると


なぜかホッとしてるあたしがいて。



湯川といたって
まともな会話なんかあるわけないけど



ただそこにいるだけで


いつも一人のあの家が


全く違う空間に変わっていた。




………おかしいのかな、あたし。



気付かないうちに


湯川の存在が


あたしに安心感を与えていた。








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