嫌いになるまで傍にいて


「四時…………」


一人、呟くあたし。


いつから独り言なんて言うようになったんだろ…


まだ薄暗い外を見る。


二度寝しようにも、もう目は覚めてしまった。



「早過ぎ……(笑)」


眠る事すら出来ないのかな…



眠ってる間は、少し“一人ぼっち”を忘れられるのに。



なぁんて……


何言ってんの(笑)


いまさらじゃん。





『椎名〜』


もう


あたしの名前を呼ぶ、あのダルそうな声を


聞く事はないんだ。




ポタッ………



あ…れ……?


なんで………?




あたし…泣いて…る……?











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